住宅ローンを滞納し、将来への不安を抱えている方は少なからずいるかもしれません。
しかし、現実には住宅ローンの滞納は、深刻な問題に発展する可能性を秘めているのです。
この記事では、住宅ローン滞納が進むにつれて起こる具体的な状況と、各段階での対応策をわかりやすく解説することで、読者が冷静かつ適切な判断を下せるように支援します。
□ローン滞納は放置するとどうなる?
住宅ローンを滞納すると、金融機関からの督促や信用情報への登録、保証会社の代位弁済など、段階的に深刻な状況に陥ります。
最終的には競売に至り、住居を失う可能性もあります。
1:滞納初期(1ヶ月〜2ヶ月程度)
滞納初期には、銀行から「支払い請求書」が届き、滞納期間中の住宅ローンと共に遅延損害金が請求されます。
遅延損害金は、借りたお金を返す期限を守らなかったことにより発生する遅延によって、借金を返済するまでの期間中に発生する損害のことです。
遅延損害金の額は、滞納期間に応じて計算され、遅延日数や遅延損害金利率によって異なります。
2:滞納が2〜3ヶ月続いた場合
滞納が2〜3ヶ月続くと、銀行から催告書が届くようになります。
催告書は、期限の利益の喪失や一括返済、保証会社、代位弁済、個人信用情報の登録など、専門用語が羅列され、厳しい督促内容になっています。
3:滞納が3ヶ月以上続いた場合
滞納が3ヶ月以上続くと、保証会社が代位弁済を行う可能性が高くなります。
保証会社は、住宅ローンが返済されなくなった場合に、代わりに支払いを保証する会社です。
保証会社が代位弁済を行った場合、債務者は保証会社に対して借金を負うことになります。
4:滞納が6ヶ月以上続いた場合
滞納が6ヶ月以上続くと、金融機関は競売手続きを開始する可能性があります。
競売とは、裁判所が不動産を売却し、その売却代金で債権者に返済を行う手続きです。
競売が開始されると、債務者は住居を失う可能性が高くなります。
□ローン滞納による最悪の事態を回避するための対策
1:家計を見直す
まずは、家計を見直すことが大切です。
保険料や通信費などの支払いのなかに、不要な支払いがあるかもしれません。
契約しているプランの見直しや一部解約も検討してみましょう。
2:金融機関に相談する
家計を見直しても支払いが厳しいようなら、住宅ローンを借りている金融機関に相談しましょう。
早めに相談することで、返済計画の見直しの提案を受けやすくなります。
3:住宅ローンの借り換えをする
住宅ローンの返済が少しつらいと思っていても、まだ比較的余裕のあるうちなら、現在よりも金利の低い住宅ローンへの借り換えも支払いを軽くする手段のひとつです。
4:住宅を売却する
住宅を売却し、その売却代金で住宅ローンの残債を返済することも、選択肢のひとつです。
□まとめ
住宅ローンの滞納は、放置すると深刻な問題に発展するかもしれません。
しかし、早期に対策を講じることで、最悪の事態を回避できる場合があります。
家計を見直し、金融機関に相談し、状況に応じて適切な対策を講じましょう。
当社では、お客さま一人一人に寄り添った、地元の不動産会社にしかできない柔軟な提案をしています。
住宅ローンの滞納でお困りの方はぜひ当社までご相談ください。