ブラックリストに載っていても住宅ローンは借りられるのか、不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
住宅ローンの審査では、過去の金融事故の情報が重要な判断材料となります。
ブラックリストに載っていることを理由に、住宅ローンを諦めてしまうのはもったいないかもしれません。
本記事では、ブラックリスト状態でも住宅ローン審査に通るための対策を具体的に解説します。
□ブラックリストに載ると住宅ローンは借りられない?
1:ブラックリストの種類
ブラックリストには、大きく分けて2つの種類があります。
・信用情報機関に登録される「金融事故情報」
・官公庁が作成する「ブラックリスト」
住宅ローン審査に影響するのは、主に前者の「金融事故情報」です。
2:ブラックリストに載ってしまうケース
金融事故情報に登録されるケースとしては、以下のようなものがあります。
・クレジットカードやローンなどの支払いを3ヶ月以上滞納した場合
・債務整理(自己破産、個人再生、任意整理など)を行った場合
・保証会社が債務者に代わり、銀行に対して代位弁済を行った場合
3:ブラックリストの記録が消えるまでの期間
ブラックリストに一度載ってしまうと、最短でも5年間はその情報が残ってしまいます。
債務整理の種類によって、ブラックリストの記録が消えるまでの期間は異なります。
・ローンやクレジットカード等の借入金額、借入日、最終返済日等の契約の内容およびその返済状況(延滞、代位弁済、強制回収手続、解約、完済等の事実を含む):契約期間中および契約終了日(完済していない場合は完済日)から5年を超えない期間
・自己破産:破産手続開始決定等を受けた日から7年を超えない期間
□ブラックリスト状態でも住宅ローン審査に通るための対策
1:ブラックリストが解消されるまで待つ
ブラックリストが解消されるまでは、住宅ローン審査に通る可能性は低いです。
しかし、ブラックリストの記録が消えるのを待ってから改めて住宅ローンを申し込むことで、審査に通る可能性は高まります。
2:頭金を貯める
頭金を多く貯めることで、住宅ローンの借入額を抑えられます。
借入額が減ることで、返済負担が軽くなり、審査に通る可能性が高まります。
3:他の借金を完済しておく
住宅ローン審査では、返済負担率が重要な判断材料となります。
返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合のことです。
他の借金がある場合は、返済負担率が高くなってしまい、審査に通らなくなる可能性があります。
4:信用情報機関に情報開示請求を行う
信用情報機関に情報開示請求を行うことで、自分の信用情報を確認できます。
情報開示請求を行うことで、ブラックリストに載っている情報が正確かどうか、また、いつまでに消えるのかを確認できます。
5:信用情報機関に異議申立てを行う
信用情報機関に登録されている情報に誤りがある場合は、異議申立てを行えます。
異議申立てを行うことで、誤った情報が修正され、住宅ローン審査に通る可能性が高まります。
6:銀行や金融機関に相談する
ブラックリスト状態でも住宅ローンを借りられるかどうか、具体的な審査基準や対策について、銀行や金融機関に相談しましょう。
担当者から、個別の状況に合わせたアドバイスを受けられます。
□まとめ
ブラックリストに載っていても、住宅ローンを諦める必要はありません。
ブラックリストの種類や状況、そして具体的な対策によって、審査に通る可能性は十分にあります。
本記事で紹介した対策を参考に、希望を持って住宅購入に向けて進んでいきましょう。
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